2016年10月29日土曜日

Re:ゼロから始める開発者生活③

今回は前回準備をしたOpenCVVSでビルドしていきます。

VSOpenCVを「ビルド」する。

今回は英語もパスもほとんど出てこないので安心して取り組んでください(笑)

まず、前回準備をしたOpenCVのフォルダの「build」フォルダの中からOpenCV.slnというファイルを見つけてください(めんどくさい方は検索かけてみてください)。見つけたらダブルクリックで起動してください。VSが正しくインストールされていればVSが起動するはずです。
読み込みに時間がかかるので左下に準備完了と表示されるまで待ちましょう。

OpenCVを「ビルド」していきます。

まず上の方にある「ビルド(B)」をクリックします。
開いた選択肢から「バッチビルド(T)...」をクリック。
ビルドする対象を選ぶウィンドウが開きます。

「INSTALL」というプロジェクトの「Debug」「Release」の二つのチェックボックスにチェックを入れます。
「ビルド」ボタンを押します。「出力」というツールボックスに文字列が表示されていくと思います。

ここからかなり時間がかかります(私は20分以上かかりました)。
気長に休憩して待ちましょう。

表示が止まって「ビルド: 2 正常終了、0 失敗、0 更新不要、0 スキップ」という表示が「出力」ツールボックスに表示されていれば成功です。違う表示の場合はどこかに間違いがあるか仕様が変わったかなのでもう一度やり直したり情報を集めたりしてみてください。

これで「ビルド」の作業は終わりです。次回はちょっとわかりにくい内容になるかもしれませんが楽しい画像処理ライフのためにがんばりましょう!!

2016年10月27日木曜日

Re:ゼロから始める開発者生活②

さて、始める前に前回書き忘れた私の環境について書いておきます。

学校のパソコン

Windows8.1
・64bit
VS 2015 64bit
・ローカルディスク使用不可、管理者権限なし

自宅のパソコン

Windows7
・64bit
VS 2015 64bit
・ローカルディスク・Cドライブ使用可、管理者権限あり

ここからの作業に当たって、いくつか注意事項があります。
まず、うまく行かないときはもう一度繰り返してみたり、再起動してからやってみましょう。
時間がかかる処理も多いので表示が変わらないからといってソフトを消したり、中断しないようにしましょう。作業によっては20分近くかかることもあります。
私は超初心者なので質問が来ても自分の環境についてくらいしか答えられないと思います。過度な期待はしないでくださいね。


前置きが長くなりました。作業を初めましょう。
下記の作業が全行程になります。

CmakeOpenCVを「ビルド」する下準備をする。
VSOpenCVを「ビルド」する。
③「opencv_world310d.dll」を配置したり「opencv_lib.hpp」を作ったりする。
VSでファイルパスを設定する。



わざわざファイル名を書いたのはその場所でつまずいている方が検索したときに見つけてもらうためです。意味はあとで説明します。

今日やる作業は

CmakeOpenCVを「ビルド」する下準備をする。

です。

まず展開したCmakeを起動してください。binの中のcmake-gui.exeです。

「Where is source code:」の右の欄に ~/opencv/sources となるようにOpenCVを展開したフォルダフォルダの中のsourceフォルダを指定します。
同様に「Where to build the binaries:」の右の欄に ~/opencv/build となるようにsourceフォルダと同じ場所に入っているbuildフォルダを指定します。

指定が終わったら「Configure」ボタンを押します。
VSのバージョンを聞かれるので「Vidual Studio 14 2015」を選んでください。
下のチェックボックスはデフォルトのまま「Use default compilers」です。
私の環境では64bitで失敗したので無印(32bit版)が無難かと思います。

5~20分ほど待つとチェックボックスが並んだ赤い画面に代わります。
ここでビルドするときのオプションを選びます。
「BUILD_opencv_world」にチェックを入れてください。

「Generate」ボタンを押します。
しばらくして「success」とか「finish」みたいな文が出てきたら成功です。
「failed」みたいな文が出てきたら失敗なのでもう一度やり直したりしてみてください。

これでビルドの準備は完了です。OpenCVのフォルダにたくさんフォルダやファイルが増えていると思います。

次回はVSでOpenCVを「ビルド」します。

2016年10月26日水曜日

Re:ゼロから始める開発者生活①

いつもは銃がどーたら、ボルトがどーたら言ってますが、実は私の部活は情報系です。

このシリーズは、部活のプロジェクトで取り組むことになった画像処理について、同じ初心者の方とときにともに悩み、ときに発見を共有するために始めました。
ですので、もちろん同じ初心者の方は質問や議題を、経験者の方はアドバイスや指摘をコメントしていただけると嬉しいです。

本題に入りましょう。
今回使うのは画像処理といえばこれしかないというくらいの大定番にして大本命、

OpenCV3.1

です。
開発環境はこちらも定番

Visual Studio 2015

です。が、しかしどちらも最新版ということもあり、最初から大きくズッコケました(笑)。
そういうわけでタイトル通り、「ゼロから」解説していきます。また、学校で取り組む方(私を含め)のためになるべく管理者権限、ローカルディスクを使わない方法を目指したいと思います。
このブログが画像処理に取り組まんとする同志の皆さんのささやかな助力になれば幸いです。


まずは環境構築に必要なものをそろえていきましょう。

さしあたって開発を始めるのに必要だったのは
・Visual Studio 2015
・OpenCV3.1
・Cmake
の三つです。
Visual Studio 2015(以下VS)は日本語化しておきましょう。(日本語化もバグ?みたいなのがありましたが日本語化するファイルを何回かダウンロードすると直ったりします)
OpenCV3.1は公式サイトからインストーラをダウンロードして適当なフォルダに展開しておきましょう。
Cmakeも同様にインストーラからインストールしておきます。

長くなってしまったので今回はここで一旦休憩です。
ここまででつまずいた方はダウンロードしなおしたり、ほかのサイトから情報を見つけてみてください。

次回に続きます。

2016年10月16日日曜日

RSS実験機「Aries」製作記⑤

新兵器導入!!

ちょっと臨時収入があったので、ホームセンターで気になっていた工具を買ってしまいました。
それがこちら。
なんとこれ、電動ドライバーに取り付けて使うやすりなんです。
木材はもちろん樹脂、軽金属まで対応。¥1200くらいです。
今回はこれを使って加工していきます。
あとトリガーガードになりそうな金具を買ってきました。ドアノブ(?)だったはずです。



まずは前回からの改良です。
片方にしかバネが入っていなかったせいで撃つたびに調整が必要だった機関部ですが・・・、
これをこうして・・・

こうなりました。
これで引っ掛けるだけで再装填できます。

ではメインの加工行きます。
ストックを作っていきます。
前の投稿にあげた型紙をもとに
切り出して、
角を削り、

フレームの溝に合わせて加工します(下手だけどどうせ見えないからこれでOK)。

電動やすり、ものすごく便利です。ものすごく。

10分ほどで削り終わりました。サクサク削れて楽しいです。すごく楽です。
グラインダ等を持っていない人に自信を持ってお勧めできます。

このあとより細かいやすりをかけます(フレームとかその他やすり掛け予定の部品がたまっていく・・・)。


実はもう玉受けの試作品は出来上がっていて、一応撃てる状態にはなっていますがあまりきれいなものではないので、きちんとしたものが出来上がったら投稿します。
残りの作業は
・フレームとストックの接合
・玉受け制作
・やすり掛け
・フレーム調整
・トリガーガード取り付け
・機関部取付
・スコープやらなにやら調達
・塗装
といった感じです。

最後に今回の成果です。