ついにやってしまった
そのとき私は「受験も終わったし自分にご褒美~」とキタムラの中古市場を漁っていた。
探していたのはPENTAXの最新機(といっても最近ほとんど新製品などでないのだが)である K-70のボディである。
店舗に行って手に取ってうんうん唸りながらシャッターを半押しすると
す~っ、ぴたっ。
なんだこのAFの速度と静粛性は⁉
調べるとK-70のキットレンズは超音波モーターで駆動し、18-135というすさまじいレンズであることが分かった。
父親から受け継いだK100D Superと中古で買ったK-50しか使ったことのなかった私は、PENTAXの内蔵モーターのAFが標準であると思っていたのだ。
聞けば他メーカーはもうレンズ内モーターが標準となっているらしい。
もちろん「モーターを内蔵しない分、古いレンズも使えるし、軽く安くレンズを作って供給できる」というPENTAXの戦略もアリだとは思う。
ただ確かに動画を撮影したときに「ぎぃい~ぎぎっ」という音が入ってしまって不便だったのも確かだ。撮られるのがイヤだという私のガールフレンドにいつもAF音でばれるのにも困っていた
気持ちは若干レンズキットに傾いたがこの時点では確かにボディだけ買うつもりだった。
だが今私の手にはボディとレンズがある。
ちょうどサイトを開いたタイミングでいい状態のレンズキットをこれまたいい値段で流してきやがったキタムラが悪い。意思に反して確約を押しやがった私の手も悪い。
そんなわけで私はK-70を購入した。
これでK100D Super、K-50、K70と望遠ズーム、広角ズーム、単焦点、標準ズーム超音波モーターと見事にカメラ沼はまってしまっている。
性能とかは仕様を参照してもらうことにして、公式に書いてなさそうなとこをレポートする。
左側面 PENTAXエントリーの特権である2つ目のダイヤルが見える 撮影:K-50
右側面 フォーカスモードの選択はAF.CとAF.Sはボタンですることになった
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K-50からの乗り換えである私には全体的に四角くなったような感じがした。グリップが深くなっているためと思われる。
それでもボタン類の配置は変わっていないらしく前ダイヤルに指が届かないということもなかった。
上部にはWi-Fiなどボタンが増えたが間違って押すような位置でもないので問題ないだろう。
個人的に特筆すべきはその軽さである。お店で最初に持った時は展示品で中身が入っていないと勘違いしたほどだ。
最大の要因はバッテリーが電池からLiバッテリーになったことだろう。
それでも昨今の他社カメラではもっと軽いモデルも多いがどうせレンズをつけてしまえば変わらない。
むしろある程度の重さがないと安っぽく感じる私にとってはちょうどよかった(ひいき目かもしれない)。
だが何枚かとってスクロールしているとフリーズ。
電源も切れなくなったのでやむなくバッテリーを抜いて再起動。
なんどかフリーズさせて「画像を縮小して閲覧中に素早く前ダイヤルで次の写真に行こうとする」とフリーズするっぽいことに気づいた。
これが売られた理由かもしれない。
ひやひやしながらネットで検索すると、よくある症状だったのだろう、安定性が向上したファームウェアの配布が公式からアナウンスされている。
説明に従ってファームウェアをアップデートする。
直った!!
たぶん。とりあえず症状は出なくなったし、AF速度も心なしかあがった気がする。
やっぱり公式チェックは大事だ。
今回、中古をキタムラさんから購入したが記載してあった通り目立った傷はなく付属品もすべて揃っていた。使われていなかったらしくホコリがついているところもあったがブロワー拭いたらきれいになった。
すこし手間はあったが総合的には大満足である。
ちなみに
ごくまれにだがキタムラ中古では、買い足したバッテリーと一緒に売られて「バッテリー2個」とかが出ていることもあるので付属品欄もよくチェックするのをオススメしておく。
(つぎはストロボ欲しいなぁ)
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